縮毛矯正とカラーは同時にできる?元美容師が正しい順番と期間を解説

縮毛矯正とカラーは同時にできる?元美容師が解説

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。

執筆者:元美容師ヘアケアアドバイザー
美容師としてサロンワークに従事。髪の悩みに寄り添う情報を発信しています。

「縮毛矯正とカラー、同じ日にまとめてできますか?」

これは、サロンで本当によく聞かれる質問です。忙しい毎日の中で、一度の来店でまとめて済ませたいというお気持ちはよくわかります。

しかし結論から言うと、縮毛矯正とカラーの同時施術は基本的にNGです。

この記事では、なぜ同時施術が危険なのか、リスクの詳細、そして正しい順番と期間について元美容師が詳しく解説します。「どうしても同日にやりたい」という方への対処法もお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

縮毛矯正とカラーを同時にするのはなぜNG?

縮毛矯正とヘアカラーがなぜ同時施術NGなのか、その根本的な理由は「両方とも強いアルカリ剤を使う施術」だからです。

縮毛矯正とは

縮毛矯正は、強力なアルカリ剤(還元剤)でくせ・うねりを伸ばす施術です。具体的には以下の3ステップで行われます。

  • ① 還元剤でジスルフィド結合を切断する
  • ② 熱(アイロン)で髪の形を固定する
  • ③ 酸化剤で結合を再形成する

このプロセスは髪への負担が非常に大きく、施術後の髪は「限界に近い状態」になっています。

ヘアカラーとは

ヘアカラーも同様に、アルカリ剤でキューティクルを開いて着色します。酸化染料が髪の内部に入り込んで発色するため、これも髪への負担が大きいメニューです。

つまり、縮毛矯正だけでもすでに髪は限界近くまでダメージを受けているのに、そこにカラーを重ねるのは「燃え盛っている火に油を注ぐ」ようなものです。

同時施術でこんな悲劇が起きます:4つのリスク

縮毛矯正とカラーを同時に行うと、具体的にどんなことが起きるのかを詳しく説明します。

リスク① 髪が極度にダメージを受ける

両方の薬剤が同時に作用すると、タンパク質が変性して髪がボロボロになります。最悪の場合、チリチリになることもあります。

一度チリチリになってしまうと、回復には数ヶ月〜1年以上かかるケースもあり、場合によっては切るしか選択肢がなくなることも。

リスク② カラーが定着しない

縮毛矯正直後は、髪の内部が不安定な状態です。この状態でカラーを入れると、色がムラになったり、すぐに色落ちしたりします。

せっかくカラーにお金と時間をかけても、すぐに色が抜けてしまっては意味がありませんよね。

リスク③ パサつき・切れ毛が悪化する

キューティクルが壊れると水分が逃げやすくなり、手触りがザラザラになります。トリートメントをしても追いつかないレベルになることも。まとまりのない髪になってしまいます。

リスク④ うねり・くせが戻りやすくなる

縮毛矯正の効果が弱まり、せっかくのストレートが持続しにくくなります。高い費用をかけた縮毛矯正が台無しになってしまいます。

縮毛矯正とカラーの正しい順番と期間

では、どうすれば両方楽しめるのでしょうか?正解はこれです。

STEP1:まず縮毛矯正をする

縮毛矯正の方が薬剤が強いため、必ず先に行います。縮毛矯正をしっかり定着させることが最優先です。

STEP2:最低2週間以上あける

縮毛矯正後は、髪の内部が安定するまで最低2週間以上待つことが大切です。できれば1ヶ月あけるとより安心です。

髪内部のジスルフィド結合が安定するまでには時間が必要です。この期間を守ることで、カラーの定着も良くなります。

STEP3:ヘアカラーをする

髪が安定した状態でカラーを入れると、色持ちが良くムラなく仕上がります。この順番を守れば、ストレートもカラーも両方きれいに楽しめます。

縮毛矯正後のカラーは「酸性カラー」がおすすめ

縮毛矯正後にカラーをする場合、酸性カラー(アシッドカラー)を選ぶのがおすすめです。

通常のアルカリカラーと酸性カラーの違いを比べてみましょう。

項目通常のアルカリカラー酸性カラー
pH9〜11(アルカリ性)4〜5(弱酸性)
ダメージ大きい少ない
色持ち普通長持ちしやすい
明るさブリーチなしでも明るくできる明るくしにくい
縮毛矯正後NG(さらなるダメージリスク)◎ おすすめ

酸性カラーはキューティクルへの負担が少なく、縮毛矯正でダメージを受けた髪に優しい処方です。ただし、大幅に明るくしたい場合には向いていないので、美容師に相談しながら決めましょう。

「どうしても同日にやりたい!」という場合は

どうしても同日に縮毛矯正とカラーを一度でやりたい場合はどうすればいいでしょうか?

髪の状態によっては、同日施術が可能な場合もあります。ただし、これは必ず担当の美容師に相談してください。

美容師が髪の状態を見て判断し、可能であれば以下のような方法が検討されます:

  • 縮毛矯正とカラーの薬剤を調整して同日施術する
  • ダメージが少ない部分のみカラーを入れる
  • トリートメントを併用してダメージを最小限にする

ただし、同日施術はリスクが高いため、美容師が「難しい」と判断した場合はその判断に従うことをおすすめします。プロの判断を信頼しましょう。

縮毛矯正後のヘアケアのポイント

縮毛矯正後は、カラーをするまでの期間も含め、以下のヘアケアを心がけましょう。

  • アミノ酸系シャンプーを使って頭皮・髪をやさしく洗う
  • トリートメントで毎日保湿・補修する
  • ドライヤーの熱から守るヘアオイルを使う
  • 縮毛矯正後48時間は髪を結ばない・濡らさない
  • 紫外線カットのアウトバストリートメントで外出時も保護する

縮毛矯正後の髪はデリケートです。カラーをするまでの2週間しっかりケアしておくことで、カラーの入りも良くなりますよ。

まとめ:正しい順番で両方楽しみましょう

縮毛矯正とカラーについてまとめると、以下のとおりです。

  • ❌ 同時施術は基本NG(チリチリ・色落ち・切れ毛のリスクあり)
  • ✅ まず縮毛矯正をしてから、2週間以上あけてカラー
  • ✅ カラーは酸性カラーがおすすめ
  • 💡 同日希望は必ず担当美容師に相談を

正しい順番と期間を守ることで、ストレートもカラーも両方きれいに楽しむことができます。

「縮毛矯正後にどんなカラーが似合うの?」「酸性カラーってどこのサロンでもやってもらえる?」など、気になることがあればお気軽にコメントしてください。元美容師がお答えします😊

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

美容師だった時の知識と専業主婦になってからの知識などを髪のお悩みを解決します。

コメント

コメントする

CAPTCHA



reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

目次