この記事を書いた人:元美容師/現役ヘアケアアドバイザー。美容室勤務の経験をもとに、髪の悩みをわかりやすく解決します。
「少し軽くしてください」と美容院でお願いしたのに、思っていたよりずっと軽くなりすぎてしまった…。そんな経験はありませんか?
実は、「軽くしてください」は美容師に最も伝わりにくいオーダーのひとつなんです。元美容師の私自身、お客様からのこのオーダーに何度も悩まされてきました。
この記事では、なぜ「軽くして」が伝わりにくいのか、そして失敗しない具体的なオーダーの仕方を元美容師目線でわかりやすく解説します。
「軽くしてください」はなぜ伝わらないの?
「軽くして」という言葉は、お客様にとっては明確なイメージがあっても、美容師側には解釈の仕方が人によってバラバラです。
美容師によって「軽くする」の意味は大きく3つに分かれます。
① 毛量を減らす(すきバサミ・レザー使用)
髪の量そのものを間引くことで軽さを出す方法です。すきバサミやレザーを使い、髪の密度を下げます。この解釈の美容師にオーダーすると、スカスカになりすぎることもあります。
② 長さを短くする(カットで軽さを出す)
毛先を短くすることで、髪の重みを取り除く方法です。長さが変わることを想定していなかったお客様は、「こんなに短くなるとは思わなかった」と感じることがあります。
③ レイヤーを入れる(段を入れて動きを出す)
髪に段差(レイヤー)を入れて、ふんわりした軽さを演出する方法です。毛量はあまり変わらず、スタイルに動きが出ます。
つまり、「軽くして」という一言だけでは、美容師がどの解釈で施術するかわかりません。これが「軽くなりすぎた」「思ったのと違う」という失敗の原因です。
「軽くなりすぎた」よくある失敗パターン
お客様からよく聞く失敗談をまとめました。心当たりはありませんか?
① 思ったより短くなってしまった
カットで軽さを出すタイプの美容師の場合、毛先を思ったより多めにカットされることがあります。「軽くして=長さを変えないで」とは伝わらないことがほとんどです。
② すきすぎてスカスカになった
すきバサミを多用する美容師に「軽くして」とだけ伝えると、削りすぎてしまうことがあります。特にくせ毛の方は、すきすぎるとまとまりがなくなり、逆に扱いにくくなる場合があります。
③ 帰宅してから後悔…お直しを頼みにくい
失敗に気づいても「お直しをお願いするのは申し訳ない」と感じてそのままにしてしまう方が多いです。でも、美容師はお客様に満足してもらうことが仕事ですので、遠慮せず当日中に相談してください。
失敗しない!正しいオーダーの仕方4選
では、どう伝えれば失敗を防げるのでしょうか?元美容師がおすすめする具体的な伝え方を紹介します。
① 「毛量を減らしてください」
「量を減らしたい」という意図が明確に伝わります。「長さは変えずに量だけ減らしてほしい」と付け加えるとさらに安心です。
② 「すきバサミは少なめにしてください」
スカスカになりすぎるのを防ぎたいときに有効です。「毛量は減らしてほしいけど、すきすぎないでほしい」という微妙なニュアンスが伝わります。
③ 「長さはそのままで重さだけ取ってください」
長さを変えたくない場合の最強ワードです。これを言うだけで美容師は「カットで短くするのではなく、毛量調整で対応する」と理解できます。
④ 「髪の量を〇割くらい減らしてほしい」
「3割減らして」「半分くらい減らして」など数字で伝えると、美容師と仕上がりのイメージを共有しやすくなります。最初は難しく感じるかもしれませんが、「ちょっと減らす程度」「かなりボリュームを落としたい」などでも十分伝わります。
美容院でのNG言葉とOK言葉まとめ
| NG(伝わりにくい) | OK(具体的) |
|---|---|
| 軽くしてください | 毛量を減らしてください |
| なんとなくサッパリしたい | すきバサミは少なめに、毛先を整えてください |
| いい感じにしてください | 長さはそのままで重さだけ取ってください |
| ちょっとだけ変えてください | 毛量を2〜3割減らしてください |
「具体的に言うのが難しい」という場合は、スマホで気に入った髪型の写真を見せるのもとても効果的です。百聞は一見にしかず、写真があれば美容師も意図を理解しやすくなります。
美容師に伝えるときの3つのポイント
① カウンセリングで必ず伝える
施術が始まってから「やっぱり少しだけにして」と言っても手遅れになることがあります。シャンプー前のカウンセリングで希望をしっかり伝えましょう。
② 「〜はしないでほしい」も有効
「すきすぎないでほしい」「短くしすぎないでほしい」など、したくないことを伝えるのも大切です。美容師はNGラインを知ることで、安心して施術できます。
③ 途中で確認してもらう
「途中で一度確認させてください」とお願いするのもOKです。特にすきバサミを使う場合は、施術中に「このくらいの量感でいいですか?」と確認してもらえると安心です。
まとめ
「軽くして」という一言は、美容師によって解釈がバラバラなため、失敗につながりやすいオーダーです。
失敗を防ぐには、「何を」「どのくらい」変えたいのかを具体的に伝えることがポイントです。
- ✅「毛量を減らしてください」
- ✅「すきバサミは少なめにしてください」
- ✅「長さはそのままで重さだけ取ってください」
- ✅「量を〇割くらい減らしてください」
次回の美容院でぜひ試してみてください。具体的に伝えるだけで、仕上がりが格段に変わりますよ😊
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